『一年カレンダー』【イベント3回・毎月配信の特別動画付き】
¥30,000
SOLD OUT
家族と一年商店オリジナルの『一年カレンダー』。
スケジュールを書き込むための手帳ではなく、一日一日を記し、一年を書き残すための『日記手帳』です。
表紙、綴じ糸、見返し(表紙を開いた時の紙)を2色からお選びいただき、表紙にお名前を箔押しして作る、オーダーメイド手帳です。
見開き一週間の仕様。1ヶ月ごとに思い出を収納できるポケット付き。
手作業で製本を行う「やまのこ製本店」さんに一冊一冊作ってもらう予約販売品となります。
日記を書くコツを話したり、一緒に振り返りをする季節のお茶会(お茶とおやつ付き。1月、6月、12月の一年間に3回を予定しています)のご参加と、毎月行う「日記配信」がついていますので、よければぜひご参加ください。
ご購入後、手帳のオーダーシートをメールにてお送りさせていただきます。
また、イベントや配信の詳細もメールにて送らせていただきますので、返信可能なアドレスの記載をお願いいたします。
なんてことない一日が、大きなものにつながっている

なんてことない、一日。
言葉にしないとすぐに忘れてしまう、一日。
でも振り返るとかけがえのない大切な、一日。
そんなみんなの一日一日が重なって、この世界はできている。
わたしたちの一日は、ほんとうは大きなものに繋がっているのだと思います。
一日一日を記し、一年を残すための手帳を作りました。
でも1人で日記を書き続けるのって、なかなか難しい。なので、一緒に、日記を書いてみませんか?

なんてことない毎日の大切さを、ほんとうはみんな知っている
『家族カレンダー』という日記を6年以上、サイトにわたしは書き続けています。なんてことない一日の中には、フフっと笑ったり、はっとしたり、言葉にできなかった「ごめんね」の気持ちを抱えたままだったり...。無数の出来事と、揺れ動いた気持ちがある。
言葉にしないとすぐに忘れてしまう、ささやかなひとつひとつの中に、どうしようもなく大切なものがある気がして、ずっと日記を書いてきました。ありがたいことに途中本にする機会もいただきました。
日記を書きながら、こんなどうでもいい(といってしまってはアレですが)ようなこと、書き残してなんの意味があるのかな?と思うことは多々あります。ですが、6年書いてきて思うこと。
ささやかで、どうでもいい(重ね重ねアレですが)ような日々の連なりこそが、かけがえのないものになるのです!(断言)
なんてことない毎日の大切さを、ほんとうはみんな知っている。
でも、記念になるような日のことは言葉にしなくても憶えていられるけれど、記念日でもない毎日のことをわたしたちは忘れてしまう。
だからこそ、書き残したものは、とても尊いものになります。

一緒に「一年カレンダー」を書きませんか?
本を読んでくださった方から「共感した」「自分と重なった」という感想をいただきました。
そのたびに、ひとりひとりの人が持っている、言葉としては残っていない、なんてことない日々の連なりを想像してみました。形にはなっていない、目には見えない、たくさんの無数の、「ものがたり」があるんだと思いました。
なんてことない毎日は記せばひとつの「ものがたり」になると思うのです!(断言)
そんな無数の「ものがたり」を知りたい、書き記してほしい!と、この一年カレンダーを作りたいと思いました。
ちいさな物語を大切にしながら、わたしたちが生きていくこと。
それは、この世界の中で、ものすごく意味を持つことだとわたしは思っているのです。
せっかく作るなら、重さを感じれて、手触りがあって、書いた人が大切に残したいと思えるものがいい。
そんな思いで「一年カレンダー」の企画が始まりました。

ずっとずっと、残したい手帳

今回オーダーメイドで制作をしてくれるのは「やまのこ製本店」の明菜さん。
一枚一枚紙を綴り、本を作りあげていく手製本という方法で、本作りをされています。藤野の山深いアトリエで、ボロボロになってしまった古い本やノートの修繕やオリジナル手帳の制作を通して、紙の匂いやめくる感触、音。デジタル時代になり暮らしの中から奪われてしまっている、五感で感じられるようなものづくりをされています。今回の手帳はすべて、明菜さんが一冊一冊綴りあげてくれる手触りのある、特別なもの。
この企画を考え始めた後、
とっても小さいけれど、とっても大きな、あるできごとがありました。
明菜さんが製本を始めたきっかけを聞いた日のこと、ずっと忘れません。
その日、明菜さんの話を聞いた後、自分を大切にすること、自分の「ものがたり」を残すこと。「一年カレンダー」に感じていたテーマがより、わたしの中にくっきりと浮かび上がりました。
改めてわたしも、書くことでわ自分を大切にしたい、と思うきっかけのひとつになりました。
この話については、またコラムで書けたらいいなと思っています。
そして、手帳のデザインをしてくれたのは、デザイナーとして活躍されている大坪メイさん。
メイさんは、藤野にあるシュタイナー学園の卒業生でもある、若きデザイナーさんです。(うちの子どもたちの通っている学校の先輩です)そんな繋がりで出会ったメイさん。
人やものへのフラットな目線、温度感が伝わるようなデザインに惹かれてお願いしたところ、日記という個人的なものを「書きたい!」と前向きに思わせてくれる、ちいさな遊び心がくすぐられるようなデザインにしてくれました。細部までこだわってくれて、最後のページには手帳を使ってくれる方へのちいさなメッセージも記されています。
何度も打ち合わせを重ねて、ゆっくり時間をかけて。おふたりと一緒に
ぜひ、実際に手に取ってもらいたい、ずっとずっと大切に残してもらいたいと思える一冊ができました。

書き記していくことで、はじめて知れること、見えることが、きっとある、そう思います。
何か大きな決断ができなくても、世界を変える行動ができなくても
今まで記してこなかったささやかなことを記していくだけで、自分が感じていた、考えていたことを知ることができます。そして自分を知ることは自分を大切にすることにつながっています。
日記を書くことは、自分を大切に生きること。
自分を大切に生きることは、自分以外の人やものを大切に生きていくために必要な一歩です。
当たり前のようで、なかなか難しいそんなことの、ちいさなきっかけにこの手帳がなったらいいな、と思っています。
わたしたちの一日一日が、
きっと大きな何かに繋がっている。
わたしたちが自分を大切に生きていくことは、
この世界に対してできる、小さな平和活動のひとつ。
わたしは書き記すことの、ちからを信じています。
今は見せなくてくても、いつか家族や友達や大切な誰かが見る時がくるかもしれない。たとえば子育てを終えた頃に、子どもたちがふと見たら、宝物をもらったような気持ちになるかもしれない。
数年後、数十年後の自分が見た時に宝物に思えるかもしれない。
この先の時間でかけがえのないものに、絶対になるのです。(断言!)

書き記すことは、どんなささやかなことでもいいのだと思います。
朝ごはんに食べたものの記録とか、一言の会話、とか。
絵やイラストでもいいかもれない。
毎月ついているポケットには拾ったものをしまっておいたり、
もらった手紙をいれておいたり、
書くだけじゃなく、そっと何かを収めることにも使って貰えたらと思います。
ささやかさを重ねて、一年間のかけがえのない「ものがたり」を書き上げましょう。
お届けとイベント、特典について

日記は12月25日にお届け予定です。
ご購入後、オーダーシートをメールにて、送らせていただきますので、
表紙、綴糸、見返しを各2色からお選びください。
オーダーシートをもとに、手帳を制作しお届けします。
書きたいことが溢れているかたは、この手帳を思うままに使っていただけたら嬉しいですし、
書くことや書き方に迷う方には「日記を書いていくちょっとしたコツ」をお届けします。
もちろん、絶対書き続けなきゃいけない!わけではないのですが、せっかくご購入いただく方には、書き続けるモチベーション(?)があったら尚いいのでは?と思い、毎月のオンライン配信とイベントを開催予定です。手帳をご購入いただいた方はご自由に参加ができます。
●毎月最後に中村暁野が自分が書いた「一年カレンダー」を公開しながら、オンライン配信を行います。その際、コメントで随時質問なども可能です。
●希望者の方が参加できるお茶会を1月、6月、12月と3回、藤野で開催予定です。
わたしの大好きな場所におやつとお茶をご用意して、みなさんをお呼びします。
わたしが日記を書いてみて思うことをお話ししたり、みなさんの日記もシェアしたり、お茶をしながらワイワイと話せる会ができたらいいなと思います。
●30冊限定となります。
一年を通して日記を書いていく、参加は自由のコミュニティのようなものでもあると思います。
みなさんと日記を通して繋がれること、心から楽しみにしています!

PROFILE

中村暁野
夫、娘、息子と共に2017年より東京から少し離れた里山に暮らす。
一つの家族を一年間に渡って取材して、一冊丸ごと一家族を取り上げる雑誌「家族と一年誌 家族」を自身の家族と共に2015年創刊。以後、さまざまな媒体で家族や暮らしをテーマに執筆活動を開始する。2021年、5年間自身と家族のことを毎日綴り続けた日記をもとに『家族カレンダー』(アノニマ・スタジオ)を上梓。

【製本】
辻田明菜(やまのこ製本店)
1983年生まれ。グラフィックデザインと手製本を用いて、紙にまつわる佇まいをデザイン、制作しています。神奈川県旧藤野町にアトリエを構え活動中。

【アートディレクション・デザイン】
大坪メイ
1993年 東京生まれ。2016年 東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業。同年(株)キギ入社。東京TDC賞2017にて、TDC賞を受賞。仕事の傍ら、リトルプレスの制作ユニットbundleとしても活動中。