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2023/03/08 17:21

庭のミモザがたわわ。

たわわ、という表現を花にするのはおかしいかもしれないけど
見ていて浮かぶ言葉はたわわ、だよな〜
なんて思う3月8日。
今日はミモザの日。
そして国際女性デー。

なので大切な友人たちに
たわわ、なミモザを手渡したいなと満開の花を切りました。


切ったミモザはサラシで包んで簡単にラッピングして、
朝焼いたケーキも一緒に持って、
約束していた友人の家へ。
今日ちょうど友人と約束していたこと、とても幸せでした。





「女性の日にかんぱーい」
と乾杯しながら、友人といろんな話をしました。

男女平等のこと、社会のこと、こうしてわたしたちが笑いながら話している間にも
憤りや悲しみを感じることはいっぱい起こってる。
そんな話もしました。
普段から今日会った友人とはいろんな話をするんだけれど

ちょっと自分の手にはおえないような社会の話や
それこそジェンダーの話
いつもは話さないパートナーや子どもと話してみたり
SNSで思うことを書いてみたり
「国際女性デー」をきっかけにしてそんなことができたらいいのかな?と思います。


急にこんなこと言うなんて、書くなんて、って思ったり
心の中で思ってるからあえて言葉にしなくたって、とか
思うかもしれないけど、

心の中にあることを、あえて!言葉に!
表現できるのがこういう記念日のいいところ。


そして声にして、言葉にすることでしか、この世界のかたちを変えたり生んだりはできないんだと思います。
もちろん、声にしたって言葉にしたって変わらないことばっかりで
うんざりすることも傷つくことも、たくさんだけど、
それでも声にして、言葉にすることでしか、始まらない。

国際女性デーはもともと1908年のニューヨークで参政権のない女性が労働条件の改善を求めてデモを起こしたのをきっかけに、その運動がヨーロッパにも広がっていき、1917年に第一次世界大戦中のロシアで「パンと平和」を求めて立ち上がった女性たちの抗議活動が、男性や兵士も巻き込んだ民主革命に発展。ロシアではじめて女性の参政権が認められるようになった記念すべき日が3月8日なのだそうです。
そこから国連が正式に「国際女性デー」を定めたのは1975年。

その長い長い時間の中で
何かひとつが変わる前には、うまくいかないこと、だめだったことがたくさんあったにちがいなくて
どれだけの一人一人の女性が勇気を奮い立たせて声をあげては、かき消されたり、踏み躙られたりしてきたんだろう、と思います。
でもかき消されたり踏み躙られてしまった一つ一つも、やっぱり無駄じゃなくて、小さなバトンを何度も落としながら拾って、また落としては拾って...そうやって前へ前へ繋ごうとしたたくさんの一人一人の人たちの力で、今があるんだと思います。

どんな時代にもつねに、不当なこと理不尽なことは起こり続けて、その時その時を生きた人たちが奮い立たせた勇気が、
ほんとうに一歩一歩、わたしたちの社会を前進させてくれたのだと思ったら、
そんな過去の願いや祈りも背負って今、一番先っぽにわたしたちは生きているんだと思ったら、
ここまで繋いでくれてありがとう。このバトンをわたしも先に繋げます、ってそんなふうに思います。

2023年の今も問題は山積みで
差別も暴力も人権侵害も、まだまだなんでもありな世の中です。
だけど、
そんなものをわたしは許さないです。
そういった力が支配する世界を許さないです。
今現在起こっているそういうことを許してないです。
わたしが許さなくっても起こり続けているとしても、わたしは、許してないんだよ。

そう声にして、言葉にしたいと思います。

男性も女性も、簡単に男性女性でわけられない性を生きる人も、
わたしたち一人一人の権利が尊重され、気持ちよく、生きられる世界にしたいです。

声をあげても、言葉にしてもすぐに何かが変わったりはしないけど、
声をあげて、言葉にしなければ、何も変わるわけがないんだから、

バトンを払い落とされるような気分になることがあっても、
また拾って、わたしの先に繋げたい。

今すぐに明日すぐに変わらなくても
わたしたち一人一人が心の中で思ってる
たとえば言葉にしなくてもなんとなく思ってたり、
言葉にしたいけどなかなかできないでいる
「こんな世界になってほしい」
を声に言葉に、していくことが

この世界のかたちを作って、いつかは変えていく力になるんだと思う。

毎日毎日は忙しなくて自分のささやかなことでいっぱいいっぱいになってしまうけど、
ふと立ち止まって、改めて思ったり考えたりするきっかけをくれる。
記念日って、そんな日だよなって思うんです。

花を飾って、ケーキを焼いて、
友人と語らって。
あらためてそんな思いにふけれた、2023年の3月8日でした。