2023/12/25 15:50
2023年のクリスマス、みなさんどんな日をお過ごしでしょうか?
我が家は昨日、例年通りおじいちゃんおばあちゃん、おばさんが夕食を食べに来てくれて、
みんなでクリスマスの食卓を一緒に囲む幸せな夜を過ごしました。
ワクワクと眠った子どもたちが起きると、ツリーの下にはサンタさんからのプレゼントが今年も。
あたたかさに満ちた幸せなクリスマス。
そんなクリスマスを過ごすことに、もちろんその時間を楽しみながらも
罪悪感のようなものを感じていたこの数年。
あまりにも不公平でフェアじゃない世界の中で、明るく安全な場所で喜びを享受しているわたしたちがいる一方で
ごはんも満足に食べられず、安心して眠る場所すらなく過ごしている人たちがいる。
このクリスマスという日を自分の中でどう捉えていいのかモヤモヤしていたのだと思います。
今年、イエス・キリストが生まれたエルサレムは爆撃にさらされています。
戦争してほしくないのに、ほんとうにほんとうに、そんなことは世界のどこでも起きてほしくないと思っているのに
そう思うしかなく、あたたかな場所でぬくぬくと過ごしていること。いよいよどう受け止めたらいいのかと悶々としていた時に
息子の一言がきっかけで、クリスマスチャリティーカードを作ろうと思いました。
クリスマス直前のタイミングだったので、全部は売れないだろうな、、、と思って作った200枚。
みなさんのおかけで売り切れ、むしろ最後は足りなくなってしまいました。
こんなことはもういやだ、
できることをしたい、
心から平和を願っている人はたくさんたくさんたくさんいる。
そんな、わたしたち、ひとりひとりがいることは、
ささやかだけど、希望でしかないとも思います。
今年も大切な人と、あたたかいクリスマスを過ごせることに心から感謝すること、
その時間を楽しみ、ぎゅっと感じること、
あまりにも困難な状況で耐えられない苦しみの最中にいる人を思うこと、
その人たちのためにできることをしたいと思うこと、
二つの気持ちが、わたしたちの中にあって、
そのどちらもが平和につながっていく想いなんだと思えました。
ご購入くださったおひとりおひとりの気持ちののった、
44000円、それにカードが売り切れた後に寄付に加えてほしい、といただいた2000円を
足した46000円を今日、YMCAに寄付させていただきました。
なかなかガザ地区へ、必要なものが届かない、送金ができない、寄付が正しく使われていない...など
目にする中で、どこに寄付するのがよいか迷っていたのですが、
カードを購入してくれた友人が、ご家族が働かれてもいるというYMCAのパレスチナ寄付について教えてくれました。
YMCAは青少年の成長を願って設立され世界120の国と地域で活動を続けている非営利団体で、パレスチナにもイスラエルにも活動支部があり、長年の紛争下でも平和を願って活動されていたそうですが、戦争が始まって以来関係者の方にも被害がでており、
12月17日には数百人の方が避難していたガザYMCAの建物も爆撃を受け、多くの死傷者が出てしまっているそうです...。
「暴力では何も解決せず、むしろエスカレートさせるばかりで、和解を困難にしていく。交渉のステージに戻ることが唯一の解決策です。」現地YMCAからのメッセージです。
ガザで破壊された人々の暮らしを再建していくための人道支援に使われるというYMCAのパレスチナ募金に、今回の売り上げを寄付させていただきました。
これからも、ちいさなできることを、同じ思いを持つみなさんと一緒に重ねていけたらと思います。
Merry Christmas.
Stop Genocide.